歯周病治療症例

初期の歯周病の治療

治療前 治療後
歯茎にプラーク(歯垢着が)と歯石の沈認められます。歯肉が腫れ、出血がありました。   歯科衛生士の治療と、ブラッシング技術の向上により、歯茎が引き締まり健康的な状態になりました。
治療前 治療後

外科手術(中等度・重度歯周病の治療)

組織付着療法

治療前 治療後
歯周病が進行したケースでは盲目下でポケット内の歯石を確実に除去するには限界があります。   局所麻酔をした後、歯茎を切開し、明視下にて歯根面の歯石や炎症組織を取り除き、歯周ポケットの除去をおこないました。


切除療法

治療前術後1ヶ月仮歯
術後6ヶ月仮歯セラミック
深い虫歯のケースでは、切除療法を行い虫歯を取り除き、健全な歯質を歯肉の上に出し、歯肉の盛り上がりを数ヶ月待ってから歯型をとります。 


治療前術後1ヶ月仮歯
一見分りませんが、かなり歯周病が進行していました。歯周ポケットの改善や歯槽骨を平坦にして清掃しやすい環境を整えます。数ヶ月、歯肉の盛り上がりを待ってから適合の良いクラウンを被せます。

治療前 術後1ヶ月仮歯
治療前 術後1ヶ月仮歯
切除療法の目的は、しっかりと虫歯を取り除き、健全な歯質の獲得と生理的骨形態を付与することす。治療後の歯肉も、高い清掃性、長期安定性を兼ね揃え、永続性が期待できます。(一方で、歯の形態が長くなる・治癒に時間がかかりますので、切除療法と組織付着療法の術式選択は、患者様とのお話合いの上で決めて行きます。)

再生療法

GTR法 吸収性の膜と移植材を併用することにより軟組織の入り込みを防ぎ、支持組織の再生を期待します。

再生治療工程1.歯周病が進行し、
歯槽骨に大きな欠損ができています。

再生治療工程2.歯石や炎症組織を取り除きました。

再生治療工程3.移植材を入れて、
膜で覆いしっかりと縫合を行いました。

再生治療工程4.術後。
1〜2年後に必要であれば
歯槽骨を平坦にすることもあります。

エムドゲイン法 幼若ブタの歯胚から抽出精製された、新しい歯周組織再生誘導材料です。 

再生治療工程 1.6mmの歯周ポケットがありました。

再生治療工程2.麻酔をかけて歯肉を剥離し、
歯石や炎症組織の除去。

再生治療工程3.エムドゲインゲルを塗布し、
移植材を併用しました。

再生治療工程4.縫合 
歯周組織が再生するまで
数ヵ月から1年程度かかります。

再生療法(エムドゲイン法)症例

再生治療工程1.銀歯の周りに歯周病が進行してます。

再生治療工程2.根と根の間の骨が溶けて穴になってます。

再生治療工程3.術後7ヶ月、骨の再生が認められます。

再生治療工程4.厚い歯肉を作り、セラミックで修復しました。

[歯周形成外科] 歯肉が痩せて歯根が露出した所などの再生を行います。

CTG 上顎口蓋歯肉の内側の結合組織という部分を移植する方法です。

治療前治療中
治療中治療後

FGG 上顎口蓋歯肉の上皮を移植し、厚くて丈夫な歯肉に改善します。

治療前治療中
治療中治療後

当医院での歯周形成外科症例

CTG ブラッシングで退縮した歯肉を小手術により元にもどしました。(術後3年半)

治療前治療後

CTG
治療前 術後3年
歯肉が薄いため退縮が起こってます。   小手術をして歯肉を厚くしました。

治療前術後1ヶ月

FGG 薄い歯肉を強化した事により、歯肉退縮が起こりにくくなりました。(術後3年)

治療前術後3年

FGG 小手術したことにより、歯肉は強化され、清掃性もよくなりました。(術後6ヵ月のセラミックの状態です。)

治療前術後6ヶ月

FGG 小手術をし、歯肉を強化しました。退縮が起こりにくくなります。(術後2カ月の仮歯の状態です。)

治療前術後2ヶ月

FGG
ブリッジを外した状態 改善後
清掃性の良くないブリッジを外した状態。   FGGを行い、清掃性を改善した状態。